人生、生きているといろいろ抱えていくものが増えていきますよね。
男として一人立ちし働いて生活する。年をとるたび、背負うものだけは増えていく。しかし、いつまでそれが続くか分からないまま、ただ走り続けなければいけない。
そうしているとあるとき、人生がとてつもなく退屈なように思えてくる。
「俺の人生は何なんだ?」とふと、虚しさを感じる。何となく毎日が面白くない。そんなときがやってきます。
実際、私もそういう時期がありました。
仕事も順調、結婚できない以外、人生はまぁまぁ上手くいっているはず。でもどうにも虚しい。退屈で空虚な感じがする。それは30代のときでした。
それで理由を考えてみました。そこで思いついた原因が、「加齢」と「疲れ」でした。
人生がつまらなくなる原因は疲れか
私は10代の頃部活でテニスを5年間していたので、体力はそこそこありました。
なので20代の頃は疲れ知らずというか、「だるい、めんどい」ということはありませんでした。頑張るエネルギーも自然に湧いてきました。
でも30代になって致命的に変わったのが体力。早い話、めちゃくちゃ疲れやすくなりました。
20代の頃は、少し睡眠不足でも気合で何とかなったのですが、30代になってくるともう無理。
まず疲れると機嫌が悪くなります。イライラしやすくなります。何もかもがどうでもよくなります。そうなると仕事も人間関係も、何もかも億劫になります。
30代の一時期、人生がつまらなくなった錯覚にとらわれたのですが、この原因が「疲れ」から来ていることにようやく気がつきました。
やる気の低下、感性や好奇心の低下も、性○の低下も、結局は加齢による体力の低下が大きいな、と。
疲れていると「どうでもいい」になりやすい
体力というのは元気の素。朝起きて体が元気だと、
「今日はこれしよう」
「こんなことをしよう」
とかいろいろ考えますが、疲れてると何もかもどうでもよくなります。
だらけたい、寝ていたい。そんな感じで、何かをしようとしていても集中力がないから面白くない。ぼーっとして、どうにも楽しめない。
こんな感じで、人生がだんだんとつまらなくなっていきます。
エネルギー自体は減っていく。しかし仕事やら人間関係やら、エネルギーを割かなければいけない。そうしていると自分に回すエネルギーが少ない。だから疲れ切ってしまう。
自分にエネルギーを避けないままでいると、挙句には「死んだ魚のような目」の半廃人になってしまう。そんな感じです。
ではそれに抗うためにはどうすればいいのか?
そのことをずっと考えていて、毎日疲れをリセットして、エネルギーがアップすれば、10代や20代の頃、いろいろ新鮮な気持ちが戻ってくるのではないか。
そんなことを考えています。
「年相応」を考える
結局、私たちは日々年を取っている。それは体力的に劣化しているということ。昔と同じようにはやっていくのは無理なのです。
となると、10代20代の頃のように、がむしゃらに頑張っていくのは土台無理なのかもしれません。
だって、エネルギーの量が減少していて、かつ仕事とかいろいろやることがあるのだから、使えるエネルギーには限りがあります。
となると、疲労回復や疲れない生き方をすることはもちろん、「無理しない、できないことはしない」そんなライフスタイルにシフトしていくことが必要な気がします。
疲れてクタクタになっていると、何も楽しめません。それは人生の損失。
であるなら、限られたエネルギーを以下に価値あることに振り分け、自分を疲れさせないか、そんな知恵が必要になってくるのではないでしょうか。
筋トレとかスポーツしてエネルギー量を増やすことも一つですが、頑張るのが面倒なときは、いかに頑張らなくてすむか。
自分をラクさせるのとは違いますが、自分に無理をさせないこと。長い人生、そんな発想が大切だと思います。
最後に
それにしても、今の時代はスピードが早過ぎます。
常に新しい何かが登場して、やるべきことはどんどん増えていき、人間の成長速度を超えた世の中になっています。
そんな時代を生きていく、時代に置いていかれないようについていくのは並大抵のことではないような気がします。
近頃、人生に無感動になって、何もかも興味がなくなってしまったり、「どうでもいい」と感じたときは要注意。
その原因はあなたが疲れすぎていることにあるかもしれません。
そんなときは毎日働いてクタクタになっていないか、エネルギーを過剰に放出していないかをチェック。
適度に自分を甘やかして、疲れすぎないよう、自分ケアを大切にしたいもの。
結局、長い人生はいろいろあります。走り続けなくても、ときに歩いて進んでいけば、人生は完走できるはず。
脱落さえしなければ、最後は何とかなるはずです。