仕事を得て社会進出。家庭を持って妻子を持つ。マイホームを購入して一国一城の主。
これがかつての日本男児として世間に認められるための「スタンダード」でした。
ところが時代は変わり、現代の状況は過去の状況とはまるで違います。
「世間はこうだったんだから」という考え方を無条件に信じていると、やがてそのツケを支払う羽目になります。
悪循環はここから始まる!
男の人生が健康問題をのぞいで、大きく狂うきっかけは主に3つあります。
1つは仕事。1つは女性。そして最後の1つがマイホームです。
これらはすべて、根っこの部分でつながっており、1つがダメになると、他のこともダメになっていく悪循環につながっていきます。
人生がうまくいっているときは、
仕事がいい調子→女性にモテる→結婚する→マイホームを買う
というように、人生右肩上がりのハッピータイムを過ごすことができます。
一方で、人生がうまくいかなくなったとき、
仕事がうまくいかない→家庭でもめる→仕事がうまくいかなくなる→リストラされる→離婚する→マイホームを失う
というように、悪循環は連鎖します。
自分は自分、世間は世間
なぜ不幸が連鎖するのか。
その理由をここで云々することはありませんが、大切なのは、1つの悪循環から、次の不幸を引き寄せないことです。
そのために大切なのは、
「世間がこうしているから」という考え方で自らの人生おける決断をするのではなく、自分の価値観を大切にし、それを優先して物事を考えることです。
それは、転職。マイホーム購入の決断。すべてにおいて、重要なことです。
例えば、「男は結婚したら家を買うもの」という世間に流布している価値観を今、鵜呑みにすればどうなるか?
今は昔と違い、終身雇用を保証されている時代ではありません。
つまり、よほど仕事が安定しているか、仕事ができてお金に困らない完全な自信を持っているか。
それとも嫁が公務員で二馬力でお金を安定して稼げるか。何より賃貸は嫌で、何がなんでも自分の家を持ちたいという強い意欲があるか。
そういった自らの諸事情等を総合的に考案して決断。それによって、後悔しない選択をすることができます。
関連記事
自らの意思で自らの仕事を選択する
どんな仕事を選び、どんなスタイルで働くのか。収入とライフスタイルの満足度はどうすべきか。
「自分は有名な会社で安定して生きていきたい。冒険なんて絶対ゴメンだ」と思っているならそれはそれで一つの価値観。
安定重視の生き方をする意思があるなら、無理にリスクなど犯す必要はありません。
一方、「会社勤めはどう見ても向いてない。自分には宮仕えは無理である」と心のどこかで自分が認めているなら、答えは一つ。
「宮仕えしなくても生きていける道を見つける」というのがライトアンサー。
世の中、常識から自由になれば、想像以上に宮仕えしなくても生きていく道は見つかります。
大切なのは、自分がどうしたいのか。何を得るかわりに、何を失うのか。自分の決断に自分で責任を取る覚悟です。
それができれば、お金があってもなくても。女性にモテてもモテなくても。「俺の人生はこれで良いんだ」と満足できます。
すると、人の人生にあれこれ口をはさまず、泰然自若。我が道を行く魅力的な男として、世の中に存在することができます。
出会った女性は男の運命そのものを意味する
ただし、どうしても注意しなければいけない大きな問題が女性。こればかりは絶対の正解。正攻法はありません。
女性との出会いは、人生において、肉体面+精神面で、いろんな満足を味わうことができる貴重な経験ですが、失うものも少なくはありません。
野心と希望溢れる男がある女性との出会いによって腑抜けた腰抜けマンにクラスダウンし、人生の悪循環にハマってしまうことも少なくありません。
特に現代において、結婚の問題は死活問題。
「愛」を信じることは大切ですが、結婚が現実である以上、「愛」だけで結婚を決断することは非常に難しい話です。
そして、そこで失敗すればその後人生で、大きな苦行が待ち受けていることだけは、確かな現実です。
ただし、結婚に成功すれば人生が驚くほど飛躍。大切な女性と家族を作りこの世に自分が守るべき場所を作ることができます。
その出会いがあるかどうか。
それは完全運ゲーなので、もしその機会があったなら。当たって砕けろ。男として、すべきことをしたいものです。
関連記事
最後に
男の人生はファイト一発。
気合や根性といった精神論に加えて、現実的かつ冷静的な自分を持つことが大切です。
どんな人生を歩むことになろうとも、自分が自分であろうと決めた道。選び取った選択。
そこに誇りを持てるなら、それが自分にとっての一番の正解。他人にとやかく言われる必要はないし、比較なんてする必要もありません。
人生、自分が自分の道を行くための選択を幾度となく迫られます。
そのときは絶対自分にウソをつかないこと。世間や周囲。そんなことは関係なく、自分が自分で選ぶ道を行く。
これが行く道。そして我が道。最高の道なのです。