会社は雇用を守らない。自分の身は自分で守らなければ生き残ることはできない

肩たたきされて途方にくれる男

ネットでは既に話題になっていますが、かつては成果主義を先駆けにリストラを敢行した某大企業が45歳以上の全グループ社員をリストラ対象にする施策を発表。

まさに「大鉈を振るう」という言葉がぴったりの驚愕のニュースが話題となっています。

20代のうちのリストラはまだラッキー。30代でもまだチャンスはあり。しかし40代でのリストラとなると、どうやって生き残っていけばいいのか?

「自己責任」という言葉で他人事のように考えることはできず、自分ならどうするか?しばし考え込んでしまう話題でした。

ただ一つ確かな事実

会社の中で「いらない人間」扱いされてリストラされる。

おそらく、会社人生を歩んでいてこのような仕打ちをうければ、まさに一体自分の人生は何だったのか。考えずにはいられません。

ただそこにあるのは、もう完全に会社が個人の雇用を守ってくれるような時代は、完全に終了してしまった現実。

すなわち、良い大学に入り良い会社に就職することが人生安泰のルート。それはもう、完全にウソなのです。

学歴をゲットするのは別にいいけれど、それよりもっと大切なこと。それは自分がどうやって世の中で生き残っていくことができるか。

そのために何を身につけて、どこで生きていけばいいか。自分にとっての生存戦略を考えることが必要です。

向いてない仕事は素直にあきらめる

例えば私の場合、学生時代から学校は嫌いというか面白くなくて、集団生活というのがどうしても性に合いませんでした。

しかし当時は大学に行ってどこかに勤めるのが当たり前だと思っていたので、仕事を得ることが当たり前のことだと思っていました。

ところが幸運にも就職に失敗して非正規という、勤め人としてはマイナスをもろ体感できる現実に身を置くことになったので、自分の人生は自分でなんとかしないとどうにもならないことを、若い内に知ることができました。

そのため、給料をもらってお金を稼ぐのではなく、自分の収入を自分で稼ぐという発想を身につけることができました。

今思えば、就職に失敗したのは自分にとって幸運であったことを、実感しています。

これがもし、順調に就職して、宮仕えが向いていないのに宮仕えを続けていたらどうなったか?考えるだけで恐ろしい話です。

自分の居場所を見つける意義

この体験から思うのは結局、自分が向いていない場所。価値を提供できない場所。強みを発揮できない場所からは、遅かれ早かれ追い出されてしまうということです。

だから、自分がどこの場所にいれば人より高い評価を得られるか。のびのび仕事が出来て、持っているものを自然に発揮できるか。

自分の生存戦略を考えなければ生き残れないという、ある意味当たり前の時代がやって来たのかもしれません。

昔は、仕事が向いていようがそうでなかろうが、そこに自分を合わせている限りは自分を殺しても組織が守ってくれたので、窓際でも何でも、退職まで生きていくことができました。

しかし今、組織から「こいつはいらない」評価をもらえば。大企業だろうが何だろうが。いつでも肩たたきの運命が待ち受けています。

では公務員なら本当に安心なのか。それも今後、変わってくる可能性だってなきにしろあらず。10年後20年後ならまだいいかもしれません。

でも30年後40年後はどうなっているか分かりません。今20代の若者が安定を求めて公務員に就職。しかし30年後に法改正で公務員がリストラされるようになる。

そのとき20代の若者は50代に。人生、どこでどうなるかは、分かりません。

自分以外自分を守ってくれる人はいない!

それなら、安定を求めて生きていくのではなく、若いうちから自分ならどの業界で生き残れるか。人より自然に評価される場所はどこなのか。

自分の居場所。自分がいるべき場所を探すことが大切ではないでしょうか。

自分が向いていない場所で頑張っていると、自分の中の魂とでも言うべきものが、強烈に叫びます。「ここは自分がいるべき場所ではない」と。

毎日が苦痛だし、自分がどんどん腐っていくこと。人生がダメになっていくことを実感します。

そんな人生を送ることは、毎日が不幸になるだけでなく、将来リストラ対象になったり、ろくなことがありません。

それなら自分が生きる道を自分なりに模索して、自分がいるべき場所を見つけていく。これは別に意識が高い人専用のアクションではなく、今後は誰もが自分の人生を守るための大切なアクションになっていく。

某大企業のリストラのニュースを見ると、そのことを実感します。

最後に

かつて日本には、「社員は家族。何があっても家族を守る」と、強い矜持を持って会社を運営している偉大な経営者がいました。

ところが今は、業績が下がったのに自分の高給だけは死守。社員のクビを切って自分だけは守るという、本当にそれが人の上に立つ者として正しい身の処し方なのか。

疑問を感じる企業経営者が少なくありません。逮捕されて会社の私物化が話題になっている車の会社のあの人とか。

しかし冷静に考えれば、人の上に立つ人はそれだけ多くの人を蹴落してきた人。その本性は「人のことはどうでもいいから自分だけはいい思いをしたい人」と考えるのが自然。

となれば、会社がヤバくなったとき、経営者が責任をとらず、社員をリストラするのがトップの姿であり、それが会社組織の自然なあり方だと考えるほうが適切です。

つまり、今までの日本の終身雇用があくまで例外だったわけで、自分の身は自分で守る。自分の生きる道は自分で見つけていく。

現代の時代はその当たり前に回帰している時代なのかもしれません。

ということで。会社は雇用を守らないという現実を知るのは早ければ早いほど良し。会社は会社。自分は自分。

自分の人生が詰まないための「第二の選択肢」は、常に持っておきたいものです。

こちらもどうぞ

「上司や先輩が次々とリストラ。会社に将来性はあるか?」と不安を感じたときの対処法

急に仕事がうまくいかなくなったら、絶対に頑張るな。

男が人生で本当の安定を手に入れるために知っておきたい「生き金」と「死に金」の違い