30代なら脱サラして看護師に転職できるか

将来を考える男

「もう今の会社の先が見えた。この会社で一生働くのは嫌だ。思い切って転職したい」

「それなら手に職で、転職に困らない看護師がいいかもしれない」

会社勤めに疑問を感じて、それまでのキャリアを捨てて看護師に転職。今男性看護師の数は増えており、脱サラをして看護業界に飛び込む男性が少なくありません。

極端な例だと、30代職歴なしから看護学校へ入学、看護師として人生をやり直す人もいるようで、ネットで検索すると、30代から看護師に転職した方の口コミや体験談を参考にすることができます。

確かに今のご時世、会社員を続けるより、手堅く安定して生活していける看護師は魅力があるかもしれませんね。

看護師になるには

日本で看護師を目指す場合は、まず看護師免許取得制度として決められた指定校(看護師養成課程のある4年制の大学か3年制の専門学校)に入学する必要があります。

そのため、入学のために勉強したり、学校を卒業するための学費が必要となってきますが、看護学校の国家試験合格率は90%以上。

つまり、看護学校に入学さえできれば看護師への道は開かれると言ってもいいのですが、問題は学費。

学校によって学費もピンきりですが、4年制の場合、安い公立校でも卒業までに数百万、私立だとそれ以上にお金がかかります。

3年制の公立看護専門学校の場合は学費は大学より100万~150万程度と安いものの、受験競争が厳しくなるようで、入試倍率が高く、合格のために相当頑張る必要があります。

専門学校も私立の場合は公立の2倍程度、卒業までに200万万~300万円かかりますので、まず看護学校を卒業するお金を確保できるか、そして卒業するまでの生活をどうするのかが、悩みどころになります。

30代の男は不合格になりやすい?

しかしもっと悩ましいところは看護学校への入学。

私も20代の頃人生をやり直そうと看護師とか薬剤師とか、いわゆる資格職への転職を考えていろいろ調べていたのですが、看護師の場合、「ある程度の年齢がいった男は入試で不合格になりやすい」という情報をネットで目にしました。

基本的に看護学校は、30を超えた男より、10代の若い女の子を合格させたいらしく、どんなに男が試験で良い点数を取っても、なぜか不合格になってしまうケースがあるようです(特に公立の看護専門学校)。

ただ幸い、30以上やアラフォーの男性でも合格する学校もあるので、チャンスは十分にあります。狙い目は社会人入試がある学校。

偏差値が低いところでも油断せず真剣に勉強して準備すれば、30代男性でも合格のチャンスはあります。

合格して卒業、資格を取得できたら、新しい人生を始めることができます。

本当に苦労するのは看護師になってから

ただ本当に大変なのは資格を取得してから。

働き始めると、女性看護師との人間関係や医師との人間関係、いわゆるモンスター患者との関係など、相当の苦労が予想されます。

どの仕事も楽な仕事はないとはいえど、看護師は対人援助職。人間関係が上手くいかないと、仕事が相当なストレスになってしまいます。

また、看護師の仕事は相当に重労働。病院はどこも人手不足であり、過重労働を余儀なくされている厳しい環境です。

実際看護師の離職率は高いですが、その原因の多くが人手不足による過重労働によるストレスと言われています。

看護師の資格を取得するにはお金と時間がかかります。それだけのものを投資して、実際に働きだしたら「こんなはずではなかった・・・」と後悔するのはあまりに惜しいですよね。

転職を考えるさいは、看護業界の現状を知り、その上で自分はやっていけるか、熟考することが大切です。

まとめると

【看護師に転職するメリット】

・看護職は常に重要があるので、仕事にあぶれる可能性が低い(=40代以降もリストラに怯えず働くことができる)

・給料が安定している(30代後半、40代になれば安定して年収500万稼げる)

・看護学校に入学すれば資格取得はほぼ確実(90%以上)

【看護師に転職するデメリット】

・対人援助職+女社会なので、仕事の人間関係で悩む可能性がある

・人の命を扱う仕事なので、責任感が求められる

・看護学校の学費確保+入試合格が課題

最後に

会社員として働いていたのが、看護師の資格を取得して人生をやりなおす。

看護師は専門職でおまけに今は買い手市場。資格を取得すれば、いつでもどこでもやり直しがききます。

「もう会社員はやめた。手に職をつけた仕事がしたい」

そんなときは思い切って看護師資格を取得して人生をやり直すのも一つ。

いろいろ苦労はあるかもしれませんが、人生は一度きり。後悔しないように、いろんな可能性を検討してみてください。