ネガティブに考える人は病気になりやすい? |
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(1)考え方とストレス反応
病は気からというように、人間の心の状態と、体の反応は密接な関係があります。精神神経免疫学では、心の状態が病気の発病や回復に影響があると考えられています。
これは、ストレスなど外の刺激が、私たちの神経系や免疫系に影響を与えていることが分かったからです。では、なぜストレス反応が引き起こされるのでしょうか?その答えが思考です。
私たちは、それぞれ独自の感性をもっています。ある人から何かを言われて、傷つく人とぜんぜん気にしない人がいます。
何かが起こったときも、その出来事の捉え方が人それぞれ違います。例えば、風邪を引いて熱が出ました。そういう時、Aさんは「まぁ仕事休めるからいいか」と考えます。
一方でBさんは「どうしよう、会社休むとやばい」と考えます。もちろん、状況が違うときもあります。大切な会議があるときなどは感じ方も違うでしょう。
1つだけはっきりすることは、ある出来事が起こった時、それをポジティブに考える人と、ネガティブに考える人がいるということ。
その結果、ストレスに対する体の反応も変わります。
(2)自己達成予言と病気
このことを考えれば、人間の思考が体や健康に何らかの影響があると考えることができます。このことを示唆するのが、心理学で言う「自己達成予言」です。
自己達成予言とは、人が口に出した言葉は、無意識のうちに実行されて、言った通りの現実が起こるというものです。一流のスポーツ選手は、この自己達成予言を活用しています。
「できる」と自分に言い聞かせ、一種の催眠状態を意図的に作り出すのです。つまり、自分で口に出した言葉が、「現実に起こる」のです。
自己達成予言についての仕組みは、はっきりと解明されてはいませんが、人間の意識しない「無意識」の領域が、言葉にだしたことに整合性を持たせるため、自分でも気づいていないうちに行動してしまうと考えられています。
このことを考えると、マイナス思考に物事を考え、口にしていると、「現実にそれが起こる」という事態が起こるのです。
「疲れた」と口にしたとたんに体が重くなるのは、それは自分で「自己達成予言」をかけているからなのです。
書店で、「自分に不利なことは口にだすな!」という趣旨の本が売れていますが、これには十分な理由があるのです。なぜなら、自分が口に出した言葉は、意識するしないに関わらず、「自己達成予言」になるからなのです。
普段から「疲れた」、「だるい」などと口に出していると、無意識が反応して、現実にそうなるのだと考えられています。
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