疲労と心身 - ココロの負担を軽減するために
精神神経免疫学の観点から、人間の心の状態と、体の反応は密接な関係があります。精神神経免疫学では、心の状態が病気の発病や回復に影響があると考えられています。
これは、ストレスなど外の刺激が、私たちの神経系や免疫系に影響しています。例えば、落ち込んだとき、傷ついているときは体も疲れやすくなります。
失望しているとき、悪いことが循環するように、心の状態は体の免疫力まで影響を及ぼします。そういうとき、自分がどんなことを考えているか、自分で確認してみるとよいかもしれません。
例えば、誰かに悪口を言われて傷ついたとします。そういうときは、「何でそんなこと言われるの!」という怒りの感情や、言葉がでないくらい落ち込んだりします。
このような場合は、自分の中で自動的に繰り返される「心」の会話に注目しましょう。
そして、それがあなたの心身にどんな影響を与えるのか、想像してみましょう。すると、自分の普段の物の見方が分かります。
必要以上にネガティブな考え方をしている場合、一度「ストップ!」と頭の中で言ってみると、思考を中断することができます。
よく、「神経が図太い」と言われる人はなかなか調子を崩しません。「誰になんと言われようがふんふん♪」というタイプです。
こういう人の思考は、精神神経免疫学の点からは、きわめて健康的です(その態度が正しいかどうかは別ですが)。
自分はこうだ、と確信しているわけですから、何を他人から言われようが意に介さないのです。それどころか、強い自己肯定観を持っているので、へこたれることがありません。
こうした態度が、外からの刺激を打ち消しているのです。一方で、ストレスに弱い人は、逆にへこんでしまい、必要以上に考えこんでしまうのです。
私の場合、何か人から言われると、必要以上に深み読みしてしまい、自分が納得するまで、気分を変えることができませんでした。こういうときは決まって、体調もあまりよくありません。
そこでこの問題を解決するために、いろんな心理学の本を読んだのですが、「認知療法」という分野に出会いました。
これは、自分のモノの見方に気付いて、不適切な考え方を変えていくという心理療法です。具体的なメソッドとしては、
・誰かに何かを言われてイヤな気持ちになったとき、自分の頭に浮かぶ考えをノートに書く
・それは本当か、合理性があるかを自問する
実際、「こんなことでメンタルヘルスが守れるのか?」と最初は思いましたが、たしかに自分の考え方、モノの見方はココロの健康に影響を与えていることに気が付きました。
自分の考え方を整理することで、必要以上にイヤな出来事に傷つくことも減りましたし、ネガティブなことがあっても、かなりダメージを軽減できるようになりました。
このような自分のメンタルヘルスを守る方法を知ることで、普段の健康、肉体の疲労度も変わってくると思います。
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